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獣医師アドバイスDOCTOR ADVICE 獣医師からのペットカートでのお散歩のススメと、
選ぶときのポイントをご紹介します。

愛犬のお出かけ時の「暑さ・寒さ対策」はどうしていますか?

犬が暑さに弱いことはよく知られていますが、実は、室内飼育が一般化し、暑さだけでなく、寒さも苦手な犬が増えているようです。
愛犬とのお出かけ時、皆さんは、暑さ・寒さを防ぐためにどんな対策をしていますか?
飼い主さんにお聞きしてみました。また、獣医師からの暑さ・寒さ対策のアドバイスも併せてご紹介します。


7割弱が愛犬の「寒さ対策」を実施

7割弱が愛犬の「寒さ対策」を実施

お出かけ時、愛犬の「寒さ対策」をしている人は、68.8%。
7割近い愛犬たちは、寒さが苦手なようです。

具体的な「寒さ対策」をお聞きしました

具体的に、どんな「寒さ対策」が取られているのでしょうか?
愛犬自身の寒さ対策としては、保温機能の高い「衣服」を着せたり、露出部分を覆う「スヌード」や「腹巻き」を着用したり、また風除けになる「レインコート」を持ち歩くという声も。
一方、ペットカートでのお出かけには、「毛布」+「使い捨てカイロ」や「湯たんぽ」の組み合わせが圧倒的。またカートでも、風除けのために「レインカバー」が利用されているようです。

愛犬自身の寒さ対策・・・「保湿機能の高い衣服」「スヌード・腹巻き」「レインコート」など

●厚手の洋服を着せて、外出前は玄関で数分滞在(温度差対策)。
●散歩の際には、身体を軽くマッサージして、温感素材の洋服やダウンジャケットを着せる。
●洋服、コートを着せ、スヌードで耳を覆ったりする。
●普通の服はお腹が隠れないので、腹巻きをしたり、マナーベルトでお腹をカバー。
●ポンチョを着用、暑くなったらすぐ脱がすことができるので。
●パーカタイプの服やコートもあるが、風が強いときはさらにレインコートを着せる。
●使い捨てカイロや洋服、体温保持に効果のあるレインコートを持ち歩いている。

ペットカート内の寒さ対策・・・「毛布」「使い捨てカイロ・湯たんぽ」「レインカバー」など

●カート、キャリーバッグ等に使い捨てカイロと毛布を入れて出かける。
●カートで野外にいるときは、低温火傷にならないように敷物を何枚か重ねた一番下に使い捨てカイロ。
●カートの中にブランケットでくるんだ湯たんぽを入れて、その上にダウンのカフェマットなどを敷いている。
●カートだと、湯たんぽにドームを閉めることで、中はホッカホカに。
●愛犬を毛布で包んでカートに乗せ、レインカバーをかぶせて、風を入れない。
●カートには保温機能のある敷物、それでも寒いときはレインカバーを併用。


3分の4が愛犬の「暑さ対策」を実施

3分の4が愛犬の「暑さ対策」を実施

お出かけ時、愛犬の「暑さ対策」をしている人は、74.3%。
暑さが苦手な犬だけに、約3/4と、「寒さ対策」の実施率を上回っています。

具体的な「暑さ対策」をお聞きしました

「暑さ対策」については、具体的にどんな手が講じられているのでしょうか?
愛犬自身の暑さ対策としては、基本的な「水分補給」の他に、クール素材の「衣服」を着せたり、「クールバンダナ」などが利用されているようです。
また、ペットカートでのお出かけには、カート内に「保冷剤」や「クールマット」、「凍らせたペットボトル」を入れるなどのケースが多く、加えて、カートに「日除け」や「小型扇風機」をつけるといった声も聞かれました。

愛犬自身の暑さ対策・・・「水分補給」「クール素材の衣服」「ひんやりバンダナ」など

●毛をショートカットにして散歩は早朝のみ。
●水分補給を頻繁にしている。
●水分補給ができるように凍らしたペットボトルを入れてそれを飲ませたりしている。
●水に濡らして使うベスト着用や、冷却作用のあるスプレーを服に吹きかけたりする。
●水で濡らす首巻きをしたり、クール素材の服を着せる。
●やむを得ず歩かせるときは日陰を。その際、地面を触って熱さを確認、ワンコ用のひんやり首巻きを着用。
●扇風機や扇子を常備、アスファルトは歩かせず土の公園に着くまではキャリーバッグやカートで移動。

ペットカート内の暑さ対策・・・「保冷剤・クールマット」「小型扇風機」「凍らせたペットボトル」など

●保冷剤をキャリーのポケットやカートの内側に入れる。
●カートの下にクールマットを敷いている。
●カートに日除けをつける。
●電車移動のため、電池で動く小型扇風機を持参、カート内には保冷剤IN。
●UVカットのカートにし、ハンドル部に小さい扇風機をぶら下げたり、ペットボトルの水を凍らせ隅に立てたりして、冷風を送っている。
●カートを地面から高い物にする(その時に応じて、カートを使い分けている)。


「ペットカートにひと工夫すれば、より快適な“暑さ・寒さ対策”に」

愛犬のお出かけ時の「暑さ・寒さ対策」について、弊社のペットカート「コムペットミリミリ」の監修獣医師でもあるグラース動物病院 院長の小林豊和先生にアドバイスをいただきました。


寒さ対策

犬が寒さに強いとは限らない

一般に、「犬は寒さに強い」という思い込みがありますが、必ずしもそうとは限りません。
最近は、室内飼育が増え、四季を通じてエアコンで室温管理された環境で暮らしているため、明確な換毛期がなく、一年中毛が抜け続ける犬が増えています。冬毛がしっかり生え揃わないので、寒さにも弱いといえます。
また、チワワなどの暑い国原産の犬は、もともと寒さが苦手です。こうした犬たちには、冬は防寒対策が必要です。屋内と外との温度差は、とくに高齢犬や病気の犬には大きな負担になります。お出かけ時は、衣服を着せたり、ペットカートに乗せたりなどの対策をしてあげたいものです。

カート内の暖めすぎや低温やけどに注意して

ペットカートを利用すれば、犬に冷え切ったアスファルトの上を歩かせることもなく、幌を下ろせば強い風も遮れますので、冬のやさしい移動手段といえます。
アンケートの回答にもあるように、寒さに応じて、中に毛布を敷いたり、カイロや湯たんぽを入れてあげるのもいいでしょう。ただし、気をつけたいのが「低温やけど」です。カイロや湯たんぽは毛布などでしっかり覆って、熱が直接犬の皮膚に伝わらないように。また、カートで公共交通機関などに乗るときは、暖房が効きすぎのこともあります。防寒対策をしすぎると、逆に暑くて熱中症になる危険性も。愛犬の様子を見ながら、調節してください。犬は体温調節が苦手ですから、あまり過剰に防寒をしすぎないことも大切です。


暑さ対策

熱中症が恐い夏のお出かけ

真夏の日中のアスファルトの路面温度は50℃以上になることも。肉球をやけどしたり、体高の低い小型犬では、地面からの輻射熱の影響も大きくなります。お散歩は暑い日中を避けて。路面温度は夕方になってもなかなか下がらないことが多いので、地面を触って熱さを確認してから出かけましょう。
熱中症予防のために、クールベストやクールバンダナを利用されている飼い主さんも多いようです。よく使われる濡らして着せるウェアは、水が蒸発するときの気化熱で体温を下げるものですが、吸水速乾性に優れた素材のものを選んでください。乾きの遅い素材だと、ムレて皮膚病の原因になりかねません。

カート利用でも、こまめな喚起と水分補給は忘れずに

ペットカートは、寒さ対策と同様、暑さ対策にも活躍します。日中、どうしても出かけなければならないときは、カートを利用すれば、灼けたアスファルトの上を歩かせることなく、幌を下ろせば直射日光も遮れ、適度な高さのあるカートなら、地面からの輻射熱の影響も少なくてすみます。
もっとも過信は禁物です。カートに熱がこもらないよう換気に注意し、犬への水分補給も忘れずに。アンケートの回答にも、カートの中に保冷剤を入れたり、電池式の小型扇風機で風を送ったりと、飼い主さんの工夫ぶりがうかがえました。
暑さ・寒さ対策として、ペットカートに「ひと工夫」加えることで、愛犬にとってより安全で快適な空間になります。

監修獣医師

グラース動物病院 小林豊和先生

グラース動物病院(東京都・杉並区)院長。最新の獣医料の提供とともに。
予防医学を重視し、肥満犬や高齢犬の生活指導や食事指導にも注力。著書・テレビ出演など多数。